青銅庵　annex

「誰もいそがない町」に収められた各編についての、エピソードを書いていく。


赤面と神様
・・・人は、恥ずかしい時になぜ顔が赤くなるのだろう？　あれは生物的な防御反応とかの意味はなさそうだ。なにかの役に立っているとも思えないのだが・・・。
ぼく自身は、赤面した状態を他人に見られたくない。余計に恥ずかしくてなって、困ってしまう。けれど、他人が赤面している所は、見ているとけっこう可愛くて、いいと思う。男女、年齢を問わず。


秘密工場
・・・あれはなんという本だったか、星さんのショートショートで「分工場」という作品があった。かつて、パラパラと目次を見ていた時、ぼくはこれを「ふん工場」だと思った。実際は「本工場」に対する「ぶん工場」だったのだが、ぼくはタイトルだけで、時間の「分」だと勘違いしてしまったのだ。
その勘違いから生まれたのが、このストーリーだ。

（続く）