これはみんな、きみの話62011/08/03 08:47

ぼくは、日本文芸社のM氏に提案した。
「電子書籍に、ショートストーリー集はどうでしょう?」
「まさに、そういう企画が欲しかったんです!」

この話がトントン拍子に進んだ理由は、三つの点があると思う。

1、すでに出版されている本のおかげで、作品世界のイメージが伝わりやすかった。
2、ケータイ・サイト連載時に寄せられたたくさんの感想のおかげで、読者像がハッキリ見えていた。
3、当初の手書きではなく、すべての話がテキストデータになっていた。

…なんだかまるで、いつの日か電子書籍になるために、ぼくは時間をかけて周到に三つの準備を整えてきたみたいじゃないか!
なるほど。
時として、遠回りにも意味がある。