読書感想文(6)2012/10/10 23:23



「大人の読書感想文」 「佐々木瞳」さんの作品です。

 今まで歴史から学ぶといっても何を学んで良いかわかりませんでしたが、「願望を実現させようと生き、その結果が重なったものをのちのち歴史と呼ぶ」「日本という国と国民が持つ思考パターン・行動パターン(がある)」と知り、今の私たちと同じようなことを考えていた幕末、明治にとても興味を持ちました。

 平成生まれの私は現代に閉塞感があると言われても、好きな服を着て好きなものを食べて好きな友達と楽しく過ごしているので、不満といえば政治不信と就職に関してぐらいなので、閉塞感と言われてもいまいち自覚できずにいました。

 しかし、この本を読んで戦前の人々も今の人々と同じようなことを考えて、閉塞感や格差社会を感じ政治への不信感を持っていたと知り、このままではズブズブと閉塞感から抜け出せないどころか、この状態を打開しようと変な方向に進んで行くのではないか、何とかしなければ!と思いました。

 青銅さんが描いたifの世界は今日明日にも始まってしまいそうで、特に情報操作について危機感を感じました。

 また、私は今の時代はうまく行ってないのは確かだけれど、下り坂はいつの時代もあること、俯瞰で見て少しずつ上がっている、また平行なら良いと思っています。平和で人々が幸せな時代が続いていけば、と思っています。

今後の打開策はまだ見つけられていませんが、青銅さんの本は歴史と今後を考える良いきっかけとなりました。何度も咀嚼して、今後についてもっと考えていこうと思っています。

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