読書感想文(5)2012/10/09 11:39



「大人の読書感想文」 RN「侍パンツ」さんの作品です。

私は、現在大学生であり、受験で日本史を勉強していたため日本の近現代については大方知っていた。日本が敗戦してから現在に至るまでの流れを受験という観点から嫌というほど勉強した。
だが、この本は私の知っていた日本史とは一線を画すものが記載されていた。

この著書は、78年周期という筆者独自の観点から近現代を視ている。
過去と現在に存在している史実を対照し論を進めて行く中で、シンメトリーな箇所が存在していることがよく分かる。まさに、「歴史は繰り返す」という言葉が相応しい。

学校の先生でも、予備校の講師でも、大学の教授でも教えてくれなかった「史実」があった。
現在、日本は総理大臣が毎年のように代わり、政治、経済、外交において様々な問題が生じている。過去、同じような事態があった。また、歴史は繰り返されてしまうのか?

歴史からの教訓を生かそうという姿勢が、この著書には感じられる。
明治時代より日本は国民国家として存在してきた。国民の生活を考えるのなら、時代を回顧する必要があるのではないか。藤井青銅氏の、この著書はこのことに気づかせてくれた。

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