エピソード8 ― 2006/01/19 10:48
「誰もいそがない町」に収められた各編についての、エピソードを書いていく。
点滅
・・・ケガをした時にできる「かさぶた」というのがありますね。
ぼくは、都会の中のあちこちで見かける「工事中」の現場を見ると、あれを連想するのだ。血と体液をにじませながら、なんとか現状回復しようとしている部位なのではないか。・・・と思って書いた話。ぼくだけの、特殊な見かたかもしれないと思っていたのだが、意外に何人かに「いいね」と言われたので、収録した。
さて、「工事現場」が「かさぶた」ならば、そこにわらわらと集まって工事を急ぐ「人間たち」は、なんだろう?
勇敢な洗濯機
・・・このタイトルの不可思議なバカバカしさがいい。
童話では、人々の周りにある森の木や花や泉や動物たちに、当たり前のように「人格」がある。ですがね、現代ではぼくたちのまわりに木や泉はない。周囲を見回すと、電気製品に囲まれているじゃないか。ならば、現代の童話では電気製品に「人格」があるべきなのではないか?と思って書いた。
(続く)
点滅
・・・ケガをした時にできる「かさぶた」というのがありますね。
ぼくは、都会の中のあちこちで見かける「工事中」の現場を見ると、あれを連想するのだ。血と体液をにじませながら、なんとか現状回復しようとしている部位なのではないか。・・・と思って書いた話。ぼくだけの、特殊な見かたかもしれないと思っていたのだが、意外に何人かに「いいね」と言われたので、収録した。
さて、「工事現場」が「かさぶた」ならば、そこにわらわらと集まって工事を急ぐ「人間たち」は、なんだろう?
勇敢な洗濯機
・・・このタイトルの不可思議なバカバカしさがいい。
童話では、人々の周りにある森の木や花や泉や動物たちに、当たり前のように「人格」がある。ですがね、現代ではぼくたちのまわりに木や泉はない。周囲を見回すと、電気製品に囲まれているじゃないか。ならば、現代の童話では電気製品に「人格」があるべきなのではないか?と思って書いた。
(続く)
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