読書感想文(7)2012/10/11 22:05



「大人の読書感想文」 RN「クケコフリオ」さんの作品です。

明治から戦後、戦後から現代。その二つの時代の出来事がなんとなく似てると思ったりする時があるけど、青銅さんの本はその点を見事に描き出してくれていると思います。
そしてそれだからこそ、その二つの時代のきっかけとなった明治維新と昭和の動乱と戦争が次の二つの要因から引き起こされていることを改めて認識しました。

一つは外圧。もう一つはそれに対抗する形で暴走をもする武力勢力。
現在の日本においても外圧は確実に存在しています。それも眼に見える形と眼に見えない巧妙な形で。
しかし、もう一つの要因である暴走もする武力勢力となると自衛隊がこれにあてはまるものとは考えられない。
決して暴走もする武力勢力を肯定するつもりはありませんが、外圧だけが色々な形で存在するのなら、それはそれで危険な状況ではないでしょうか。

しかし、そんな危険な状況だからこそ、我々一人一人の問題意識を先鋭化してかなければならない。少なくとも原則論ではない、青銅さんの警鐘を鳴らそうとする想いが伝わってきたように思います。
現に我々は3.11の震災と原発事故を経験し、まだ本当の収束は迎えていないのですから。

コメント

_ クケコフリオ ― 2012/10/13 12:09

クケコフリオです。この度は御選考頂き、まことにありがとうございます。青銅さんに選んで頂けて、本当に嬉しいです。

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