近現代史2010/05/06 02:27

突然「藤井さん、共産主義と資本主義について一冊書きませんか?」と切り出された話の続きだ。
「てことは、イデオロギーの本ですか?」
「いいえ。歴史の本です」
「は?」
聞くと、編集者は過去に私が書いた『超日本史』という本を読んでいるという。出たばかりの『歴史Web』という本も見たという。
それを聞いて、私は内心ホッとしましたね。
(よかったあ~。藤井青銅があの手の本の作者だと、ちゃんと知ってたんだ)
「で、ああいうノリで世界史の近現代史を書いて欲しいんです。共産主義とか資本主義って言われてもよくわからないから、そこんとこをわかりやすく」
と編集者は言う。
言ってることはわかった。たいていの人にとって、近現代史ってのは、よくわからないのだ。しかしこれは、ハードルの高い依頼ですよ。
「う~~ん……」
お調子モノの私も、さすがに悩んだ。
(続く)

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