東京FMで ― 2005/12/12 10:50
この本のことで、売れっ子放送作家・鈴木おさむさんの番組「よんぱち」に呼んでもらった。
彼とは世代が少し違うので一緒に番組をやったことはないが、ぼくなんかよりずっと有能な作家さん。
この番組で、東京FMの手島里華アナウンサーが、本の中の「彼女のコンプレックス」という一編を朗読してくれたんですが、よかったですね。なんか聞き終わると血圧が少しばかり下がった感じ。ついでに血糖値と、γ-GTPとか、なんかそういったものも・・・。
鈴木おさむ氏が「寝る前に一編ずつ読んでいくのがいい」と言ってくれた感想が嬉しかったですね。アシスタントの木夏リオさんも、とてもいい感想を言ってくれた。彼女みたいな世代が「いい」と言ってくれるのは、これまでのぼくの本にはなかった特徴。ほっとしましたね、内心。
各方面に、感謝。
彼とは世代が少し違うので一緒に番組をやったことはないが、ぼくなんかよりずっと有能な作家さん。
この番組で、東京FMの手島里華アナウンサーが、本の中の「彼女のコンプレックス」という一編を朗読してくれたんですが、よかったですね。なんか聞き終わると血圧が少しばかり下がった感じ。ついでに血糖値と、γ-GTPとか、なんかそういったものも・・・。
鈴木おさむ氏が「寝る前に一編ずつ読んでいくのがいい」と言ってくれた感想が嬉しかったですね。アシスタントの木夏リオさんも、とてもいい感想を言ってくれた。彼女みたいな世代が「いい」と言ってくれるのは、これまでのぼくの本にはなかった特徴。ほっとしましたね、内心。
各方面に、感謝。
FBCで ― 2005/12/14 03:43
ぼくは別に福井出身ではないのだが、
なぜかFBC(福井放送)に縁があって、時々声をかけてもらう。
今回の本のことで、ラジオに電話でゲスト出演した。
パーソナリティーの方は、
「新幹線の中で読みました。中の『きみが眠りにつくと』というストーリーは2回読んじゃいましたよ」
と言ってくれた。
あ、難解なので2回読んだってわけじゃないですよ。気に入ったから2回読んだ、と。(だと思うのだが・・・・)
彼とは旧知の仲。40歳台。いわゆるバリバリの業界人だが、
こういう方が思わず2回読んだというのが、嬉しかった。
この本には33篇のストーリーが入っている。
その中で、多くの人があげる〈人気作品〉というのがあって、
上記の『きみが眠りにつくと』がそう。
だが、人によって「この話が気に入った」というのが、
微妙に違っていて、なかなか面白い。
次回から、1篇ごとのエピソードを記していこう。
なぜかFBC(福井放送)に縁があって、時々声をかけてもらう。
今回の本のことで、ラジオに電話でゲスト出演した。
パーソナリティーの方は、
「新幹線の中で読みました。中の『きみが眠りにつくと』というストーリーは2回読んじゃいましたよ」
と言ってくれた。
あ、難解なので2回読んだってわけじゃないですよ。気に入ったから2回読んだ、と。(だと思うのだが・・・・)
彼とは旧知の仲。40歳台。いわゆるバリバリの業界人だが、
こういう方が思わず2回読んだというのが、嬉しかった。
この本には33篇のストーリーが入っている。
その中で、多くの人があげる〈人気作品〉というのがあって、
上記の『きみが眠りにつくと』がそう。
だが、人によって「この話が気に入った」というのが、
微妙に違っていて、なかなか面白い。
次回から、1篇ごとのエピソードを記していこう。
エピソード1 ― 2005/12/27 21:46
「誰もいそがない町」に収められた各編についての、エピソードを書いていく。
エレベーターが来ないわけ
・・・並んだエレベーターの、あの不可解な動きについては長年不思議だった。
このストーリーによってそれが科学的に解明できた、・・・とは言わないが、少なくとも心情的には解明できたかもしれない。
この話を読んだTFMの女性ディレクターは「今までウチのエレベーターにイライラしてたけど、これで怒らなくなった」と言ってくれた。ま、事態の解決にはなっていないのだが。
簡単で必要な「答え」
・・・このストーリーは、小さい子どもや赤ちゃんを持つ若いママに評判がいいようだ。「何度も読み返してしまいました」という感想をいただいた。
なお、このタイトルは、ぼくの大好きなS&Gの「簡単で散漫な演説」という曲のタイトルにヒントを得ている。内容は関係ないけど。
彼女のコンプレックス
・・・「花の名前を覚えられない女性」と「車の名前を覚えられない男性」が、出てくるストーリー。実は、その両方ともぼくのコンプレックスでもある。
(続く)
エレベーターが来ないわけ
・・・並んだエレベーターの、あの不可解な動きについては長年不思議だった。
このストーリーによってそれが科学的に解明できた、・・・とは言わないが、少なくとも心情的には解明できたかもしれない。
この話を読んだTFMの女性ディレクターは「今までウチのエレベーターにイライラしてたけど、これで怒らなくなった」と言ってくれた。ま、事態の解決にはなっていないのだが。
簡単で必要な「答え」
・・・このストーリーは、小さい子どもや赤ちゃんを持つ若いママに評判がいいようだ。「何度も読み返してしまいました」という感想をいただいた。
なお、このタイトルは、ぼくの大好きなS&Gの「簡単で散漫な演説」という曲のタイトルにヒントを得ている。内容は関係ないけど。
彼女のコンプレックス
・・・「花の名前を覚えられない女性」と「車の名前を覚えられない男性」が、出てくるストーリー。実は、その両方ともぼくのコンプレックスでもある。
(続く)
エピソード2 ― 2005/12/29 01:37
「誰もいそがない町」に収められた各編についての、エピソードを書いていく。
きみが眠りにつくと
・・・これは人気の高いストーリーで、実は自分でもとても気に入ってる。「海」をこういうモチーフで扱った作品は、ぼくが知っている限りで2つあった。よって、先行する2作品とは違う展開になるよう、気をつかって書いたのを憶えている。ところが、出版が決まったあと、別の海外作品で、やはり「海」をこういうモチーフに使ったものを発見した。
面白いものだ。時代も、国も超えて、人は似たような発想をするものだ。
うぼつて
・・・以前住んでいたマンションの敷地内に小公園があって、そこに鉄棒があった。ある日ぼくは、それをつかみ「えいっ」と体を浮かせてみて、愕然とした。ただ体を支えるだけで、腕がプルプル震えるのだ。子供の頃は、自分の体重を支えるのなんて、どうってことなかったのに・・・・。
と驚いたことから、作った話。
地下鉄の出口で
・・・「虎ノ門」駅は、けっこう何度も利用するのだが、いまだに、階段をうねうね回っていると、思いもしない地上に出て、ビックリすることがある。
そんな思いから作ったストーリー。読者カードで、この話がいいという意見もあったようだ。
(続く)
きみが眠りにつくと
・・・これは人気の高いストーリーで、実は自分でもとても気に入ってる。「海」をこういうモチーフで扱った作品は、ぼくが知っている限りで2つあった。よって、先行する2作品とは違う展開になるよう、気をつかって書いたのを憶えている。ところが、出版が決まったあと、別の海外作品で、やはり「海」をこういうモチーフに使ったものを発見した。
面白いものだ。時代も、国も超えて、人は似たような発想をするものだ。
うぼつて
・・・以前住んでいたマンションの敷地内に小公園があって、そこに鉄棒があった。ある日ぼくは、それをつかみ「えいっ」と体を浮かせてみて、愕然とした。ただ体を支えるだけで、腕がプルプル震えるのだ。子供の頃は、自分の体重を支えるのなんて、どうってことなかったのに・・・・。
と驚いたことから、作った話。
地下鉄の出口で
・・・「虎ノ門」駅は、けっこう何度も利用するのだが、いまだに、階段をうねうね回っていると、思いもしない地上に出て、ビックリすることがある。
そんな思いから作ったストーリー。読者カードで、この話がいいという意見もあったようだ。
(続く)
エピソード3 ― 2005/12/30 11:01
「誰もいそがない町」に収められた各編についての、エピソードを書いていく。
夢市場にて
・・・「怖い夢」を見る方は多い。よく、そういう話はきく。だが「可笑しい夢」というのを見る方はどのくらい、いるのだろう? ぼくは、夢の中で笑い、その自分の笑い声で、くくく・・・と笑いながら目がさめるという経験がある。何度も。すごく面白いコント的な夢を見るのだ。
これって、みんなあることなんだろうか?
衝突回避運動理論
・・・たまに、お互いが避けようとする方向が同じで、人とぶつかった経験は誰にでもあるだろう。右に、左に・・・と何度か避けようとして、それがことごとく同じ方向になってしまう。
あれは不思議な経験だ。お互い「へへへ・・・」なんて照れ笑いをするのだけど。その時の不思議感で、このストーリーを書いた。
高い高い木のてっぺんで
・・・これはストーリーとも、エッセイともいえないヘンな話。(自分で書いていて、なんだが)ぼくとしては、たとえば、NHKの「みんなの歌」みたいな、歌詞とアニメーションで表現する世界をイメージしつつ、書いたのです。
(続く)
夢市場にて
・・・「怖い夢」を見る方は多い。よく、そういう話はきく。だが「可笑しい夢」というのを見る方はどのくらい、いるのだろう? ぼくは、夢の中で笑い、その自分の笑い声で、くくく・・・と笑いながら目がさめるという経験がある。何度も。すごく面白いコント的な夢を見るのだ。
これって、みんなあることなんだろうか?
衝突回避運動理論
・・・たまに、お互いが避けようとする方向が同じで、人とぶつかった経験は誰にでもあるだろう。右に、左に・・・と何度か避けようとして、それがことごとく同じ方向になってしまう。
あれは不思議な経験だ。お互い「へへへ・・・」なんて照れ笑いをするのだけど。その時の不思議感で、このストーリーを書いた。
高い高い木のてっぺんで
・・・これはストーリーとも、エッセイともいえないヘンな話。(自分で書いていて、なんだが)ぼくとしては、たとえば、NHKの「みんなの歌」みたいな、歌詞とアニメーションで表現する世界をイメージしつつ、書いたのです。
(続く)
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