歴史通に評価されてます2009/10/26 22:07

「笑ふ戦国史」という本は、歴史通の方が褒めてくれますね。
嬉しいです。
曰く、「一見ただのお笑い本のようだけど、実は歴史のポイントを押さえている」
と褒めてくれ、加えて、
「お笑い好きなだけで手に取った読者に、この本の価値が伝わるかどうか…」
と心配までしてくれました。

そこで、野暮を承知で、この本の最初のコント「北条早雲」の解説をしてみましょう。

1「猟師の手伝いをする勢子の変装をして、小田原城を攻めた」というコントの設定。
 これは藤井青銅が出鱈目に考えたんじゃなく、史実です。

2「箱根駅伝のギャグ」
 これはもちろん純粋なギャグですが、「箱根」と「小田原」の位置関係をわかりやすくするために入れました。
 「そんなこと誰でも知ってるでしょ」というのは東京人の傲慢なんですね。関東の地理に疎い全国の方も、有名な箱根駅伝をひきあいに出すことで、小田原攻めを理解しやすくなるんじゃないかという考えです。

3「広い原っぱに杉の木が二本…という早雲が見た夢」
 この夢の話も、その解釈も、私がテキトーに書いたわけじゃなく、史実です。
(ただし、江戸時代の本に書かれていることなので、
 実際に早雲がそういう夢を見たかどうかは、わかりませんが)

…次回に続きます。

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